カウンセリングの時代

廊下

カウンセリングの言葉を耳にするようになったのは、心的障害を受けるような出来事が多くなってきている時代を象徴している。それともう一つは、今の時代の主流の人達の心のひ弱さ、脆さが顕著なのも、カウンセリングの必要性を助長していると思う。 カウンセリングに拘わる情報は、大規模な自然災害に遭遇した場合と、犯罪等に遭遇した場合が報道関係でよく取り上げられているが、この他にも、日常の生活や仕事、人間関係等で精神的な傷を受けている人達もかなり増えているように思う。 これ等の事を総合して考えてみるに、今の社会構造がカウンセリングを必要とする歪を持っているともいえるし、家庭や集団教育の中で、障害やストレスに対する対応力の育成に欠けている事も大きな一因だと思う。

心理負担の軽減として取り組むには、ストレス障害を生み出す社会構造等外部要因の対策検討とそれらを受止める人の内面的要因の改善が必要だと考える。 カウンセリングそのものは、其の仕事柄、内的要因の改善に主体が置かれるものとなろう。ただ大切なのは、傷ついた人達を救っていくと言う面も大切な要素であるが、受止める側の心のあり方をより強靭に、より柔軟に対応できるように教育指導していくほうがより効果的だと考える。この点からすれば、ストレスに対しては柔軟性の方がより有効なのかもしれない、カウンセリングによって心の器が大きく出来れば、自己対応力が増し、其の体験が又、有能なカウンセラーとして生かされてくることも多々あると思う。